align="center">
Chapter 5- 直感的な人の感じ方
私たちはみんなこの世に生まれてきたばかりの時には、一連の感覚や知覚を認識できます。それらの能力はその後にまで残るものとは異なります。おそらく途中で一部失われてしまうのでしょう。
そのような消失が起こるのは、大部分は教育、恐れ、または鈍感のためだと言えます。
これはすべての人に同じように起こるわけではありません。音楽に大変な才能を持って生まれる人もいます。私自身はこの分野に才能はなくて、音楽を聴くのは大好きですが、楽器は弾けません。
ある特定の分野のことが難なくできる能力がある人たちがいます。彼らはその能力を生得的に持っていて、時に応じてそれを発揮します。
教育と恐怖に関して言えば、直観に優れた人たちや霊感が働く人たちは、現在では昔に比べて、悪く見られたり、差別を受けたりする頻度が少なくなっているように見えます。特にこの10年そうなってきました。
しかし、正直に言えば、敏感で直感的で、人と何か違うものを見たり、感じたりする人は、常に社会で否定的に見られたり、悪く見られたりしてきました。今日でもそうです。彼らは下劣な言い方で「魔女」の仲間とみられています。
そういった苦痛な重荷はあえて取り除きましょう。その汚名はあなたのクロ—ゼットから消し去りましょう。そして、あなたの直観、霊感を前向きに使い始めましょう。自分自身に正しい問いかけをすることを学びましょう。そして自由で、独立した立場に立ってそのエネルギ—を使っていきます。以下のことを心掛けてください。
–直感が働くことは悪くない。
–その使い方を学ぶことは良いことです。
–自分独自の手法を開発してください。
–自分が感じたことを理解しましょう。
–何かを達成するためにそれが必要なことを認めましょう。
–そして、あなた自身の人生をコントロ—ルしましょう。
そうはいってもまわりが簡単にそれを実行するのを許してはくれません。直観や霊感が働く人は、普通よりも多くの障害物と闘わなければなりません。そして最も懐疑的な人たちは、それは事実ではないというでしょう。
何かを直感したときは、それに慣れて、まわりの状況を観察し、必要な対応をしてください。
あなたが感じたものに応じて、離れる、黙る、慎重に話すなどの対応をとってください。なかでも、先に話したように、私的なレベルでも、仕事の場でも、まわりの人たちとの関係が特に大切なのです。何をどうやって話すか慎重に考えて、衝突を避けます。
なぜなら、ある直感を感じたとき、それがうまく処理できなかった過去のある恐怖や苦痛と結びつくと、それはあなたの中で時限爆弾が破裂したときのようになり、あなたを不安定にさせるからです。
ですからすべての直感的な人に対して私が最初に教えることは、まわりの状況と自らの気持ちをよく分析することです。例えば、仕事中はそのような直感は、影響を与えないかもしれません。
ところがそれが、家族やパ—トナ—といるときには全く違った状況になります。
コ—チングは私たちの生活に完全に組み込まれていて、私的にも仕事でも私たちに役立つものです。私はこれからそれを皆さんに示していきます。その分野の本をたくさん読んで勉強するのが、その分野の専門家になるための出発点です。
ところがコ—チングの分野に関しては、最も商業的な3つのコ—チングの手法にしか言及されないのが普通です。かといって、それ以外のコ—チングの手法が私たちの生活に同じように重要ではないという意味ではありません。
そうではなくて、よくあることですが、それらは単に見過ごされてきただけなのです。
私はそれらに言及して、評価するつもりです。また各手法の分野には、それぞれ優れた専門家がいることも付け加えておきます。それらの分野のいくつかについては、私がそれらを勉強していた時に、実際に素晴らしい専門家に会いました。彼らは私がその分野をよく理解できるように、それを発展させられるように、また私がそれをあなた方に説明できるように助けてくれました。